皆既月食が2018年1月31日に見られる!?
2019/09/10

皆既月食が見られるチャンス!
スポンサーリンクなんと、今年の1月31日に、皆既月食が見られるそうです。
しかもこの皆既月食は、北海道から沖縄まで日本の広い地域で見られるそうです。
月食は日食ほどはレアでありませんが、それでも日本の広範囲において皆既月食が観測できるのは3年ぶりになるそうです。
日本天文台によると、月は午後8時48分頃から欠け始め、午後9時51分には完全に欠ける「皆既月食」が観測できるそうです。
そしてそれは約1時間17分ほど続きます。
3年前の前回は12分程度しか皆既月食が確認できなかったそうなので、今回は長い間楽しむことが出来そうです。
しかも、時間も夜10時程度で見やすい時間帯ですし、月の高度も高くて見やすいので是非観察してみましょう!
月食が起こる仕組みとは?
なぜ月食が起こるのでしょうか。
こちらの画像をごらんください。
このように、位置関係が「太陽-地球-月」となり、月が地球の影に隠されると、月食が起こります。
月は太陽と違って自分では光らず、太陽の反射光を利用して我々にみえている訳ですからこういうことが起こります。
位置関係から、月食が起こりうるのは満月の時に限られます。ただし常に満月の時に月食が起こるとは限りません(もし起こるんだったら3年ぶりになったりしませんよね)
というのも、月の公転軌道が地球の公転軌道に対して5度ほど傾いているため、普段は地球の影に月は隠されることなく、満月として見えるわけです。
ちょうど軌道が地球の影にかかる形になったときだけ、月食が起こる訳ですね。今回はすっぽり全部入るため「皆既月食」と呼ばれます
ちなみに一部しか月が欠けない場合は「部分月食」と言います(今回は違いますが)。
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皆既月食の色について
皆既月食は地球が影になるせいで太陽光が月に届かない訳ですから、月が見えなくなるのでは、と考える人もいるかもしれません。
しかし、実はこのように赤銅色(しゃくどういろ)と呼ばれる赤っぽい色に見えます。
これはなぜでしょうか?
これは光の屈折によるものです。
太陽光が地球の大気中を通る時、屈折により光が若干曲がり、そのおかげで月に光がほんのり届きます。
ただし、その時青や緑などの波長の短い光は大気中で散乱してしまいますので、まず月には届きませんが、赤といった波長の長い光は、散乱されることなく月まで届くため、上の画像のように赤っぽい月が見られます。
この神秘的な月が見られる、2018年1月31日を見逃さないように準備しましょう。
あとは、曇り空にならないことを祈るばかりですね。
撮影について
月食を撮影したい、という方もいらっしゃるでしょう。
皆既月食をアップで撮影するには、焦点距離でフルサイズ換算1000mm以上が欲しくなります。しかし、なかなかそうはいきませんから、もう少し短い焦点距離の望遠レンズや天体望遠鏡で撮影し、トリミングしてもよいでしょう。
そうでなく、単に皆既月食を撮りたいというのなら、普通の一眼レフでも大丈夫だと思います。とはいえ1月ですから、防寒具などはお忘れなく。
日食と違って太陽を見るわけではないので、そこまで神経質になる必要はありません。
まとめ
神秘的な天体ショーである、皆既月食がまもなく見られます。時間になったら月を探してみるのもいいかもしれませんね。
肉眼でも観察出来ると思いますし、双眼鏡などがある方はそれをつかってよりアップで観察するのも良いでしょう。
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