GPAとは何?平均はどのくらい?計算方法は?

      2019/05/06

GPAとは何?平均はどのくらい?計算方法は?

最近自分の成績の結果が出たので、親に話したところ、写真に収めてみせてくれ、と言われたのでスクショして送ったところ、こういうことを言われました。

「この、GPAって何?」

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恐らく、この記事を見ている人も私の親と同じことになっていると思いますので、今回はその「GPA」について解説していきたいと思います。

GPAとは?

まず、wikipediaさんの回答はこちらです。

GPA(Grade Point Average)とは、各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値のこと、あるいはその成績評価方式のことをいう。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/GPA

この「特定の方式によって算出された」という言葉がネックですね。

一般的には、いわゆる「優」「良」「可」(またはアルファベットで「A」「B」「C」というところも)を適当に数値化して、それを用いて学生を評価しようよ、ということです。

たとえば、私の大学の場合、以下のように数値化されます。

秀(S)[90~100点]・・・4点
優(A)[80~89点]・・・3点
良(B)[70~79点]・・・2点
可(C)[60~69点]・・・1点
不可(D)[0~59点]・・・0点

あ、ちなみに[]内は、いわゆるその科目の「点数」です。

教授によりますが、テストの点数レポートの点数、そのほか平常点(出席や授業態度など)が加味され、0点~100点の中で決まります。

単位落第を免れるためにはそれらを合わせ6割以上が必要、ということです。

話を戻して、このように数値化した値の合計を単位数(または履修科目数)で割り算して平均を取ったものが「GPA」です。

たとえば、オールS(秀)なら、GPAは4.0ですし、オールC(可)ならGPAは1.0です。

私はこれを見て、あるものを思い出しました。

それは「小中高の通知表」です。

通知表もそれぞれの教科を5段階評価していました。

それに似ています。

違う点として、通知表は1~5であるのに対し、それぞれのGP(Grade point)は0~4であることや、最低評価だと単位が取れないこと、ぐらいでしょうか。

よく分からない人には「学校の通知表を平均化したやつ」とでも思って頂ければそれで問題ないです。

GPAの計算方法

1.まず、自分の成績を数値化します。私の大学では上記の通りですが、大学によって違うかもしれません。

2.その値にその科目の単位数を掛け合わせます。

たとえば、

2単位の科目がAなら、2×3=6で6点

3単位の科目がSなら、3×4=12で12点

といった感じです。

3.全科目を合計します。

4.それを単位数(or履修科目数)で割った値が「GPA」です。

このとき、落第した科目はGPAには算入しない大学と、落第した科目を0点としてGPAに算入する大学があります。

私のところはどうやら後者のようです。

例:
S:6単位
A:10単位
B:7単位
C:4単位
D:3単位

→(6×4+10×3+7×2+4×1+3×0)/30=2.4

つまりこの人のGPAは2.4となります。

GPAの平均はどれぐらい?

GPAの平均を知るには、どれくらいの人がどんな成績をいくつ取っているのか知る必要があります。

しかし、成績なんて教えてくれないので、ここでは、適当に

S:全体の15%
A:全体の25%
B:全体の30%
C:全体の25%
D:全体の5%

くらいと推定すると、GPAは2.2になります。

まあオールA(全て「優」)がGPA3.0であることや、単位落第はGPAに入れない大学もあることを考慮すると

大体2.5くらいが平均になるのではないでしょうか。

通知表的には、「3」と「4」が半分半分のイメージです。

「5」を取るほど優秀じゃないけど、得意な教科なら「4」は取れる。苦手教科も「1」「2」を取るほど苦手でもない、って感じですかね。

3付近の人は、要は「オール4」でたまに「5」や「3」があるみたいなものなので、結構優秀であり、

3.5を超えると、基本「5」で、苦手な教科だけ「3」「4」であるみたいな感じになるので、かなり優秀だと思います。

しかし、これらは大学のレベルや成績を付ける教授次第なところもありで、単純比較は出来ません。

まとめるとまあこんな感じでしょう。

0点台、1点台前半・・・・・・もっと頑張りましょう

1点台後半・・・・・・もう少し頑張りましょう

2点台前半・・・・・・まあ大丈夫でしょう(平均ちょい下くらい)

2点台後半・・・・・・よくできました(平均ちょい上くらい)

3点台前半・・・・・・とても良く出来ました

3点台後半・・・・・・大変良く出来ました。

GPAを上げるには?

GPAを上げるには、単に、自分が履修する科目の成績を上げるようにしなければなりません。

そちらについてはこちらに詳しく記載しましたので、気になる方はご覧ください。

大学のGPAを3.5以上にする方法

GPAの計算

GPAの計算はこちらのサイトが便利です。
大学によっては使えないかもしれませんが、使ってみてもいいかもしれませんね。

GPA – 高精度計算サイト

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GPAを上げる意味とは?就職に影響は?

アメリカを始めとする欧米では重要視されていて、卒業条件としてGPAが用いられているケースがあったり、就職に影響したりしてGPAが浸透しています。

つまり、欧米方面に留学したり、海外の大学に行きたい場合、GPAは重要な意味を持つかもしれません。

ですが、日本ではそこまでは大きな影響を与えているとは思えません。

私の中での認識は、まんま「高校の通知表」です。

推薦などや奨学金などの関係で、関係ある人には関係ありますし、

一般入試の際には、通知表が意味を成さないように、関係のない人には関係ありません。

残念ながら(?)なのかはどうか知りませんが、日本の企業などにはまだこの「GPA」はそれほど浸透しておらず、それよりも「面接」「資格」などで人間性を重視しているような気がします。

大学によって基準が変わるGPAは参考にしにくい、という背景があるのかもしれません。

一方で、何らかの要因によって、学生を選考しなければならないとき、このGPAが役立つ(こともあります)。

たとえば、留学の枠が決まっていて、何人かに絞らないといけない場合。

留学にはGPAの提出が必要なところが多く、高いほど有利と言えます。

海外留学を考えている学生の方はGPAは高いにこしたことはありません。

または、ゼミや研究室での選考。

人気のゼミや研究室の場合、定員オーバーになって選考が行われる可能性があります。

大学内ならGPAは良い成績評価として機能しますから、これらによって決められる可能性もあります。

あの教授のゼミに行きたい、あの教授の研究室に行きたい、という方はGPAを高くしておきましょう。

また、大企業や外資系の企業ではGPAの提出が求められることもあります。

結局、低いよりは高い方がいろいろと有利なのは間違いありません。

まとめ

GPAについて、いかがだったでしょうか?

とりあえず、通知表なようなものだと理解して頂ければ幸いです。

あまり就職に大きな影響を及ぼす可能性は小さいですが、海外留学や大学院進学、ゼミ(研究室)選考など、GPAが高いことのメリットもありますので、是非、ちょっとでも高くなるように頑張ってください。

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