大学で単位を落とすと、GPAに影響ある?

   

大学で単位を落とすと、GPAに影響ある?

GPA(Grade Point Average)というものが、大学の成績表には載っています。

大企業や外資系の企業では、GPAが影響することもありますし、また、留学やゼミの優先順位なども大学によってはGPAの高い人が優先、ということもありますから、やはりあるに越したことはありません。

では、単位を落とすと、GPAはどのような変動がみられるのでしょうか?

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単位を落とすとGPAはどうなるの?

大学によって変わると思いますが、自分の大学はこのようになっていました。

成績評価基準

秀(S){90~100点}・・・・・・4点
優(A){80~89点}・・・・・・3点
良(B){70~79点}・・・・・・2点
可(C){60~69点}・・・・・・1点
不可(D){~59点}・・・・・・0点

このうち、いわゆる「単位を落とした」と呼ばれるのは不可(D)のことですね。
(大体の大学では6割切ると不合格=単位を落とす、と言われる)

これを見ると、単位を落とすと、0点扱いを受けるので、GPAは分子は増えないのに、分母(履修登録をした数)は増えるので、GPAは下がります。
ではどれぐらい変わるのか、ちょっとしたシミュレーションを行ってみましょう。

今回は切りよく130単位とします。

AさんもBさんも130単位修得していて、
S:20
A:45
B:50
C:15
とします。ですが、B君は余計に12単位を落としたとします。

すると、両者のGPAは

A:(20×4+45×3+50×2+15)/130=2.53…=2.5
B:(20×4+45×3+50×2+15)/142=2.32…=2.3

約0.2の差が生まれます。

たかが0.2くらいか・・・・・・と思う人もいるかもしれませんが、
Bくんが2.5(実際は小数第二位で四捨五入でしょうから2.45以上)取るためには、成績を18以上上げる必要があります。

たとえばこれで大体イーブンになります。

{B’くんがAくんと対等になるには}
S:20
A:45→48
B:50→62
C:15→0
(D:12)

要は、特定の教科ばかり勉強してSか単位落ちか(S+D=4,1単位)よりも、それなりに両方頑張ってA,Bを一つずつとっていった方が(2+3=5,2単位)
いい、ということになります。

もっとも、これはうちの大学での成績評価でありますので、

GPAの分母数は「単位数」である(=落とした単位にしては最初から履修してない扱いになり、GPAには影響しない)という大学もあります。

そういう大学の場合は、自分に合わないと思った選択科目は早々と切って、取れる科目を重点的に頑張った方がGPAは良化します。

ちなみに、大学によっては、自分に合わないなと思った科目があって、だからとって単位を落とすとGPAが落ちてしまうため、履修を取り下げる期間が期間限定で存在します。

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まとめ

大学によって、GPAの取り扱いは微妙に異なります。

主に分母が(単位数)なのか、(履修登録数)なのか、その辺は大学に確認してみるといいのではないでしょうか。

ちなみに、就職でGPAが重視されるかというと・・・・・・そこまで極端に低い、高いでなければそこまで重要視されることはないそうです。というのもGPAというのは、大学内の順位に過ぎないからだからそうです。

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