大富豪の基本ルール【一覧】
2017/09/29

大富豪とは
トランプゲームの一つに「大富豪(大貧民と呼ばれることもある)」と呼ばれるものがあります。
トランプの中では割と定番なゲームでありながら、カードの効果や出し方によって深い戦略性を生み出し、子供から大人になるまで遊べる奥深いゲームになっています。
また、トランプゲームの中でもトップクラスに多いローカルルールが特徴で、私も最初は戸惑ったものです。
私が一番最初に知った「大富豪」は、ローカルルールは「革命」のみ、でしたから、友達と初めて遊んだときに「8切り」やら「11バック」やらで驚いたのを覚えています。
ということで、今回は恐らく「大富豪」の根幹をなす、基本ルールについて紹介していきます。
ローカルルールについては次に回したいと思います。
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大富豪の基本ルール
1.大富豪の目的
トランプゲームにはいろいろな目的がありますが、大富豪では、「誰よりも早く手持ちのカード(手札)をなくす」ことが勝つための目的です。
ババ抜きや七並べなどと同じです。
2.カードごとの強さ(ランク)
カードにはそれぞれ強さが設定されています。
最弱が3、その後、4、5、6、・・・となるにつれて強くなり、最強は2となります。
ただし、ジョーカーを含むルールもあり、その場合は単体では常に「最強(2を上回るカード)」となります。
3.適正人数
大富豪は、2人以上いれば理論上は遊ぶことが出来ますが、大富豪を遊ぶ時に適正な人数は3~5人と言われています。あまり人数が多いと一人あたりのカードが少なくなってしまいますから、これぐらいが良いとされています。
4.ゲームの流れ
ここから、ゲームの全体的な流れを説明します。
1.カードを配る
1組52枚(ジョーカーありなら53枚)のカードをプレイヤー全員に均等に配ります。
2.親を決め、手札から好きにカードを出す
親の決め方は、地域によっても異なりますが、多くあるのは「ダイヤ(ハート・クラブ・スペード)の3」を持っている人、もしくは「大貧民」というパターンです。
3.以降順番に次のプレイヤーは二つの選択をとることができる
二つの選択とは「手札からカードを出す」と「パスする」です。
「手札からカードを出す」時は、場に出ているカードよりも強いランクのカードを出さなければなりません。
「パス」は自分の手番が来たら任意に取ることが出来ます。出すカードがないときはもちろん、出せるカードがあっても温存してもOKです。
4.プレイヤー全員がパスした場合
他のプレイヤーが全員パスし、再び自分の手番がやってきた場合、場を流し、その人が新たな親としてまた初めからカードを出す事ができます。
この一連の流れを「ターン」といい、また場を流して親の権利を得ることを「ターンを取る」とこれから呼ぶことにします。
5.ターンを繰り返して・・・
ターンを繰り返して、一番早く手札をなくしたプレイヤーが1位(大富豪)となり、以下、富豪、平民、貧民、大貧民と階級付けられます。]
6.2ゲーム目以降では・・・・・・
2ゲーム目からは、階級に応じてゲームが始まる前にカード交換を行います。以下の図のように、
大富豪は大貧民に任意のカードを2枚、大貧民は強いカード2枚を交換します。
富豪は貧民に任意のカードを1枚、貧民は富豪に強いカード1枚を交換します。
平民は交換しません。
5.ペア・スリーカード・シークエンス(階段)について
この図のように、親は同じカードを複数枚まとめて出したり、3枚以上の同じスート(マーク)の連続した数を出すことが出来ます。
このときは、次以降のプレイヤーは同じ条件の下(ペアならペア、スリーカードならスリーカードで)、強いランクのカードを出さなければなりません。
また、このとき、ジョーカーを他のカードの代わりとして出すことができます(ただし、その時ジョーカーの最強性は消滅する)。
つまり下のようにカードを出すことが出来ます。
※ただし、シークエンス(階段)についてはローカルルールとする場合もある。
まとめ
基本ルールとしては、これだけです。あとはほとんど全てローカルルールによって構成されているといっても過言ではありません。
ちなみにこの基本ルールのみで大富豪を遊ぶと、ほとんど運で決まります。2、ジョーカーに勝てるカードが存在しませんので、それを持っている人が勝ち、2ゲーム目以降は大富豪の階級によって大貧民から強いカードを奪い取るのでさらに強くなります。
ということで、ローカルルールが生まれるのは必然だと私は思います。
是非、基本ルールをみにつけたらローカルルールに進んでもらうのが良いと思います。
ローカルルール編はこちら
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