大学へ行くための評定平均の出し方

   

大学へ行くための評定平均の出し方

推薦入試の出願条件にある評定平均の出し方

大学受験には様々な受験方法があると思います。

センター試験+大学独自の二次試験で合否が決まる「一般入試」もありますし、

高校での実績(学業で良い成績を収める、スポーツや音楽など課外活動で大きな結果を残す)を元に、学校長の推薦を得て、受験生の個性や意欲を評価する「推薦入試」

大学側が求める人材(=アドミッションポリシーに照らし合わせ、適する人材)を評価する「AO入試」

などが有名なところでしょう。

そのうち、一般入試を目指す方なら、評定は関係ありません。評定が他の方に劣っていても本番で合格点以上を取れば合格です。

ですが、推薦入試では、多くの大学で「評定平均4.3以上」「評定平均3.5以上」という基準を設けています。
(もちろんそれだけでなく、学校長の推薦、面接や小論文を課す大学がほとんどですが)

この「評定平均」の出し方というのはどうやって出しているのでしょうか?

1年の評点平均+2年の評点平均+3年の評点平均でしょうか?

1~3年の「国語の評定平均+数学の評定平均+英語の評定平均……」でしょうか?

それとも全てバラバラにして合計にして平均を出すのでしょうか?

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「評定平均」の出し方

出し方は、

高校1年から3年の1学期(2学期制なら前期)の全教科の成績合計÷全科目数

です。

学期ごとに全ての教科をバラバラにして、合計します。1年単位だったり、科目単位にはしません。

たとえば、

1年(1学期)
国語:4,数学Ⅰ:5,英語:3,地理:5,生物:3,地学:4,保体:4,美術:3,情報:5,家庭科:4

1年(2学期)
国語:4,数学Ⅰ:5,数学A:4,英語:4,地理:5,生物:4,地学:3,保体:4,美術:4,情報:5,家庭科:5

1年(3学期)
国語:3,数学Ⅰ:4,数学A:3,英語:5,地理:5,生物:3,地学:3,保体:4,美術:4,情報:5,家庭科:5

2年(1学期)
国語:4,数学Ⅱ:4,英語:4,日本史:5,世界史4,物理:4,化学:5,保体:4,美術:4

2年(2学期)
国語:4,数学Ⅱ:5,数学B:4,英語:4,日本史:5,世界史:3,物理:5,化学:4,保体:4,美術:3

2年(3学期)
国語:3,数学Ⅱ:4,数学B:4,英語:5,日本史:4,世界史:4,物理:4,化学:5,保体:4,美術:3

3年(1学期)
国語:4,数学Ⅲ:5,英語:4,日本史:5,物理:4,化学:5,保体:5

なら、

合計が282、科目数としては68となり、282÷68=4.14…ですので
小数第二位を四捨五入して「4.1」となります。

また、「学習成績概評」というものがありまして、この「評定平均」を

A:4.3~5.0
B:3.5~4.2
C:2.7~3.4
D:1.9~2.6
E:~1.8

で分類したものを言います。

大学によっては「学習成績概評」を評定の代わりに出しているところもありますので、その時はこちらを参考にしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

評定平均の出し方がわからなかった人も、これで大丈夫ですね。

ちゃんと自分の評定平均がどれぐらいなのかを確認して、基準を超えているか、基準を超えるにはどれだけ必要かを考えてみるといいでしょう。

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