申告敬遠のルールと効果とは?反対の声も?

      2019/09/10

申告敬遠のルールと効果とは?反対の声も?

2018年新たに導入された野球のルールに「申告敬遠」があります。

これによって、敬遠するときにわざわざ4球ボールを投げる必要がなくなり、時短が期待できるとされています。

今回はこの「申告敬遠」について解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

申告敬遠とは

敬遠、公式には「故意四球」と呼ばれます。

故意、つまりわざと打者に四球を与えるとこの記録がつきます。

敬遠を与える理由はいくつかあって、

今の打者と次の打者を比べ、塁を一つ埋めてでも次の打者で勝負したい、とか

二三塁よりも満塁の方が守りやすい(満塁ならフォースプレイによって塁に触球するだけでアウトを取れるため。これを「満塁策」などという)

などによって敬遠が行われます。

そして今までは、敬遠を行うために投手はその打者にボール球を投げる必要があったのです。

しかし、申告敬遠の導入によってその必要はなくなります。

守備側チームの監督が球審に示すだけで、打者には四球が与えられることになるのです。

これが申告敬遠です。

実際に申告敬遠が行われる様子を動画で見てみましょう。

この申告敬遠は2017年にメジャーリーグで採用され、その流れで日本でも導入されました。

申告敬遠の効果

申告敬遠は「試合時間の短縮」を目的として導入された制度です。

しかし、個人的にはどうかな~と思います。

短縮、といっても劇的に短くなるわけではありませんし、あっても1回につき1分くらいあるかないかでしょう。

実際、先行で実施したメジャーでは試合時間が短くなっているかというと、昨年の平均試合時間は前年より4分29秒延びているそうなので、短縮を図りたいならもっと別の手段もあるような気がします。

他に考えられそうなのは、投手の負担が軽減されることくらいでしょうか。

具体的には敬遠後にスイッチを入れ直す必要がなくなること、敬遠で緩い球を投げるのが苦手な投手もいる、というのは田中将大投手の指摘です。

バッテリーサイドからするとたとえ敬遠であろうとなんだろうと、神経をすり減らすことに違いはないわけですから、その分の負担は軽減されると思います。

スポンサーリンク

申告敬遠には反対の声も

申告敬遠には反対の声もあります。

先ほどのメジャーリーグのデータからも分かりますように、時短効果が見込まれるのかどうか怪しいといった声があります。

実際4分ほど伸びているわけですから、申告敬遠したところで劇的に短くなる訳ではありません。

たとえばイチロー選手は「空気感があるでしょう。4球の間に。面白くないですよ」などと申告敬遠には違和感を覚えている様子です。

敬遠を巡るドラマがなくなる、という反対理由もよくきかれます。

たとえば、新庄選手の敬遠球を打ってのサヨナラがわかりやすいでしょうか。

こういったことは申告敬遠では起こりえなくなります。

確かに、申告敬遠によって暴投などのリスクはなくなりました。

しかし、そういったアクシデントもまた一つの野球なのではないか、とも私は思います。

あと、個人的には申告敬遠が「わかりにくい」と感じます。

たとえば一死二三塁の大チャンスに期待できる4番バッターがバッターボックスに歩いて行きます。

大チャンスなので我々ファンは盛り上がり、そして期待の眼差しをそのバッターに向ける訳です。

しかし、なんかやりとりがあった後にいつの間にか防具を外して一塁に歩いて行きます。

あれ? って感じです。

そのとき、球場、テレビ、あるいはネットで見ている観客が置いてけぼりにされた気分になります。

これは多くの野球ファンが感じていることなのではないでしょうか?

申告敬遠の最大のデメリットは、すぐにそれを観客が理解できないというところにあると思います。

普通の敬遠は捕手が立ち上がりますので、何が行われているかすぐさま分かります。

しかし、申告敬遠は監督が球審に申告するため、観客には伝わらないことが多く、状況がつかめなくなります。

個人的にはその理由であまり申告敬遠が好きになれません。

もちろん賛否両論あっていいと思いますが、私の立場としては申告敬遠は反対というか、苦手です。

まとめ

2018年から導入された申告敬遠についてわかって頂けましたでしょうか?

まだ始まったばかりで、不慣れなところも多いですが、

数年も経てばそれが当たり前になってしまうのでしょうかね。

選手や監督、審判や私達ファンも、申告敬遠に慣れていく必要がありそうです。

関連記事
振り逃げになる条件とは?記録としてはどうなる?野球の「ホールド」とは?ホールドの条件を解説!
セーフティスクイズとは何?普通のスクイズと何が違うの?
野球の「セーブ」がつく条件、あなたは大丈夫?
勝ち投手の決め方とは?勝ち投手の権利の条件を徹底解説!

スポンサーリンク

 - 野球

グロースファクター