地球儀で学ぶ経線と緯線

   

地球儀で学ぶ経線と緯線

経線と緯線がごっちゃになっている人もいらっしゃると思います。

あれ?どっちが経線だっけ、横だっけ縦だっけ、という感じに。

こういうときはイメージ、というより視覚的に覚えましょう。

このときは世界地図でも良いですが、地球儀から覚えるのもアリだと思います。

ついでに緯線と経線以外のものも覚えておくといいでしょう。

地球儀にある線の名称

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出典:http://www.study-style.com/earth/mechanism/mechanism.html

Cの線ですが、これが「緯線」です。

見ればわかるとおり、緯線は横の線です。そして北(南)緯0度の線を特に「赤道」と言います。

線Fがちょうど赤道です。

覚え方としては緯線は赤道の線だと覚えましょう。赤道は世界地図では横に引かれていますよね。

北緯何度や南緯何度などは赤道からの南北の差ですから、平行に線が引かれます。よって緯線も横に引かれます。

ちなみに日本は北緯20度から北緯46度に収まります。

ちなみに北緯90度を北極点、南緯90度を南極点と言います。

A,Dの線ですが、こっちが「経線」です。

縦の線です。覚え方としては赤道じゃない方でオッケーです。

ちなみにイギリスのグリニッジ天文台(ロンドン)を本初子午線といい、東(西)経0度としています。

日本は、東経123度から東経154度の幅に収まります。

そして、15度刻みで、経度が15度ずれると時差が1時間になります。

ですので、地球儀でも世界地図でも経度は15度刻みで書かれているものが多いです。

ちなみに日本は兵庫県明石市のあたりにある東経135度を標準時子午線とし、日本の標準時を定めています。

経度は東経180度、西経180度となります。東経180度と西経180度は同じ線です。

Eですが、これは「地軸」を表しています。

地軸というのは南極と北極をまっすぐ結ぶ線で、地球はこの軸を中心に自転しているのですが、地球儀を見ればわかるとおり、地軸というのは傾いているのです。

角度にしますと、23度27分傾いています。

よって地球儀も23度23分傾いています。

Gは南北回帰線と言います。

北回帰線は北緯23度27分に位置する線、
南回帰線は南緯23度27分に位置する線です。

さっき、地軸の所でも23度27分と出ましたよね。ここから来ています。

つまりどんな線かというと、
北半球の夏至に、太陽が真上にくるラインが北回帰線、

冬至に太陽が真上にくるラインが南回帰線です。

そして太陽が真上に来るラインは、この北回帰線から南回帰線の間に収まります。

ちなみにこれは線ではありませんが、Bは何かというと、緯度尺と呼ばれ、地球儀を支えるフレームで、表面に緯度が刻んであります。

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まとめ

赤道を含む横の線のことを緯線、

本初子午線を含む縦の線のことを経線と呼びます。

この地球儀(家にあるならそれを使ってください)を使って、視覚的に覚えるといいでしょう。

もちろん地球儀だけでなく、世界地図でも緯線と経線を確認してみるといいでしょう。

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