大学生の家庭教師バイトの大変なところ

      2017/09/22

大学生の家庭教師バイトの大変なところ

家庭教師の大変な点

家庭教師は家庭教師で、大変なところがあります。

慣れないうちは、わからないことが多かったり、時間がかかってしまうことも多々あります。

今回は、家庭教師をやっていて大変なところとその解决方法について紹介します。

1.指導方法がわからない


まず、家庭教師を始めたばかりの方が最初にぶつかる壁は、恐らくこれでしょう。

どうやって教えたら良いかわからない・・・・・・。

あなたが「教える」という経験がないのなら尚更です。

まあ最初は仕方のないことだと思います。

意外に「知ってる」ことでも「教える」となると上手く説明できない、という人もいるかと思います。
(実はそれは自分がその分野を完全に理解していない、ということなのですが・・・・・・)

ただ、あなたが大学生なら「教える」ことに関しては”プロ”がすぐ近くにいますよね。


大学の講師や教授のことです。まずは、先生がどうやって指導しているのか観察してみましょう。

面白い先生の指導・話術は自分も取り入れるようにし、退屈な先生の指導に対しては反面教師として考えてみると良いでしょう。

または、自分の経験でこれは面白い先生(学校の先生でも塾の先生でもOK)を思い出して、その人の真似をするつもりで最初は指導にあたるのもいいかもしれません。

いっそのこと、最初は生徒とのコミュニケーションを重視するのもありです。

そこで、生徒の性格をおおざっぱでいいので掴むのです。

たとえば、

  • 「この子は消極的で、質問出来ないタイプだな」
  • 「この生徒はやる気はあるけど勉強の習慣がないから宿題あまりやってこないな」
  • 「この子はやる気すらないな」

などですね。

そこで、宿題のことやどうやって指導するかを考えてみるといいでしょう。

また、「知っている」のに「教えられない」という人は、もう一度その単元を軽く復習した方がいいかもしれません。

後は、場数です。場数を踏むことで、ある程度は改善できます。家庭教師をやる気があるのならば必ず、です。

コンビニや飲食店のバイトと同じで、家庭教師も経験によってやり方やコツというのはわかってきます。

2.先週教えたはずなのに今週に来るとすっかり忘れている

このケースも比較的見るのではないか、と思います。

残念ながら、生徒さんは一回で全て覚えられる訳ではありません。人間である以上、1週間も立てば半分以上のことは忘れてしまいます。

(「エビングハウスの忘却曲線」は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?)

もちろんそれを防ぐために、宿題があるわけですが、生徒さんによっては「わからない」と言ってやってこなかったり、「忙しい」など適当な理由をつけてやってこなかったり、答えを写すだけの子だったり(答えを写しているだけの子はわかります。理解が付いてきていないので)・・・・・・。

ダメなパターンとしては、

生徒の「わかった」という言葉を安易に信用して先に進めてしまうことです。

大半は、実際はわかっていないか、表面的な理解しかしていません。

みんながみんな「わからない」を素直に言える子ではありませんし、家庭教師の話を聞いてなんとなくわかったような気がする、ということもあります。

それは予備校や塾でも、先生や講師の話を聞いている時はなんとなくわかったと思えたのに、いざ家に帰ってやってみると、全然できなかった、という経験はありませんか?

余程優秀な生徒でない限り、一回で全て理解できるわけじゃありませんので、場合によっては何度も繰り返し同じ所を指導することになるでしょう。

その時に大事なのは“根気”です。

また宿題をやってこない子に対しては、私は、“宿題の重要性”を徹底的に指導させます。

なぜ家庭教師が、あるいは学校が宿題を課させるのか。もちろん放っておくと忘れていく一方なので記憶を定着させ、理解を促すからです。

また宿題を継続的にやること(習慣付けること)で、何事にも”継続的”に続けることができる力も身につけることが出来ます。

“継続は力なり”、ということを繰り返し伝えます。

3.生徒さんがやる気が起きない

また、生徒さんによっては、勉強のやる気すら起きない、勉強やりたくない、という方もいます。

その場合は、勉強のモチベーションを高めるところから始めていかなければなりません。

ですが、その場合もいきなり勉強、では強制的にやらせる先生や保護者と何も変わりありません

その方法が通用しないからお願いしているケースもありますので、
生徒さんの興味のあること、好きなことからコミュニケーションを始め、まずは自分が”先生”や”親”とは違うことをアピールしつつ、だんだんと勉強に目を向けていくのがベストです。

コミュニケーションを取って、雑談することも時によっては必要でしょう(もっともそのせいで勉強が疎かになってはいけませんが・・・・・・)

それで生徒のやる気を上げていけば、いずれ勉強をやってくれます。
というより、やってくれると信じましょう。まずは自分が生徒さんを信じましょう。そこから信頼関係というものは生まれると思います。

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実は保護者との対応が一番大変

家庭教師が相対するのは生徒だけではありません。必ずお金を払ってくれる親(保護者)の存在があります。

・・・・・・先に申し上げておきますと、運に左右されることもあります。

家庭教師を信頼し、こちらの事情に理解のある保護者さんもいらっしゃいますし、とにかく成果重視の保護者さんもいらっしゃいます。多種多様、十人十色です。

これは、配属されるまでわかりません。場合によっては急かされたり、無茶な要求されたりすることもあります。

しかも、基本家庭教師は1月2月のつきあいではなく、余裕で1年2年のつきあいになることがほとんどですので、保護者との相性や信頼はとてもとても重要です。

まあ、まずは祈りましょう。どうか大学事情に理解のある保護者さんであることを。

保護者に信頼されてもらうためには

保護者と信頼関係を結ぶことは重要です。厚い信頼があれば、多少の融通を利かせてくれます。

たとえば、こちらの都合でどうしても授業スケジュールを変更したいとき
(例:帰省したい、運転免許とりたいなど)
に、信頼関係があれば承諾してもらいやすいです。

そのためには、まず逐一生徒さんの状況を報告することが大事です。

これは、自分がちゃんと仕事を全うしてますよ、という証左にもなりますし、ちゃんと生徒さん(保護者さんにとっては息子さんか娘さん)のことを考えて仕事してますよ、というのが伝わりやすいです。

他には、質問などにはできるだけ親身にお答えすることや、

挨拶や一般的マナーを身につけておくことも大切。

後、信頼を得るまでは自分の都合でむやみに時間を変えたりしない方が良いでしょう。

信頼を得れば、前述の通り、多少の融通が利きますので、そこまではできるだけ我慢してください。

他には、実際に成果を見せるのがベストです。要はテストの成績を上げる、ということですね。

とにかく、最初の方は生徒さんへ手を尽くして、保護者さんの信頼を勝ち取りましょう。

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まとめ

家庭教師は大変な仕事で、他のバイトよりも責任感がないと務まりません。
だから時給もお高いのです。

ですが、同時に学べることも多いと思います。

やりがいも感じられます。

総じて、単にお金をもらいたいだけ、というバイトではなく、お金も手にしながら、やりがいも求めたい、という方にはおすすめできます。

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