履歴書を入れる封筒は何色が良いの?

目次
茶色封筒でも良いの?白色封筒じゃないとダメ?
皆さん、履歴書の封筒の色で困ったことはありませんか?
果たして白色封筒の方がいいのか?
茶色の封筒だと印象悪いですか?
そう考えたことはありませんか?
私はあります。ネットで探しても「白色封筒が良い」「なんでも良い」など意見が分かれていたりしています。
では実際の所、どうなのでしょうか?
双方の意見はどちらも間違っていない
どっちも実は間違っていません。
視点がやや異なるだけなのです。会社に採用されるか不採用になるかを考えるのならビジネスに場違いな色や柄はさすがにNGですが、そうでなければ白だろうと茶色だろうとほとんど変わることはありません。
会社は封筒の色なんかで採用不採用を決めたりしないからです。
なぜなら会社が考えるのは「その人を採用することで会社が発展するかどうか」であるからです。
茶色の封筒でも中身が良ければ採用されますし、白色の封筒でも中身が悪ければ不採用になる、たったこれだけです。
昔は「茶封筒がマナー違反」という風潮もあったそうですが、現在ではほぼそういう風潮は聞かれません。
封筒の色と中身の重要性は、
中身>>(越えられない壁)>>封筒の色
といった所でしょう。
採用・不採用以外の観点からすると白色封筒が優れている点もある
採用か不採用か、という観点を除外して考えると、白色封筒が良いと考えられる点がいくつか出てきます。
代表的なものを2つ紹介しましょう。
1.茶封筒は他の郵便物に紛れてしまう可能性あり
会社では実に多くの郵便物が届きます。
その中で茶封筒は会社では最もよく見る郵便物の形だと思われます。事務的な書類のやりとりは茶封筒を通じて行われるのが一般的、というのがありますしね。
そこで履歴書在中の封筒を茶色にすると、他の郵便物と紛れてしまう可能性があります。
そうなると、採用担当者に後回しにされる可能性があり、連絡などが遅れてしまうことがあります。
それを避けたいと言うのなら白色封筒にした方がいいかもしれません。
2.「履歴書在中」という文字が白色封筒にした方が見やすい
とはいえ、白色封筒も会社では良くある封筒だ、と考える方もいると思います。
ここで2つめの理由が出てきます。
必ず履歴書を入れる封筒には「履歴書在中」という文字が入っていると思います。
ちょっと寄り道しましょうか。
履歴書在中(応募書類在中)
履歴書や履歴書を含めた書類を入れた封筒には「履歴書在中」という文字を入れると思います。
これは、郵送はもちろん、手渡しの場合でもそれは書くべきとされています。
なぜ、「履歴書在中」が必要なのでしょうか。
それは、履歴書という重要書類が入っているよ、ということを示すことで、採用担当者の扱い方が変わるからですね。
もちろん、他の重要でない書類よりも優先して処理されるでしょうし、社内で完結する書類より丁重に扱ってくれます。
要は「ワレモノ注意」みたいなものですね。そうやって書いておけば引っ越し業者も丁寧に扱わざるを得ません。それと同じです。
「履歴書在中」は封筒の左下に、赤のサインペン(「履歴書在中」用のスタンプや元々印刷されているものでもOK)に書くとされています。
なぜ赤なのか、というと目立つからですね。重要書類であることをアピールするのに目立たない色で書いてしまっては担当者が気づかなくて意味なし、なんてことになりかねませんからね。
ということで目立つための赤ですが、さてここで問題です。
白色封筒と茶色封筒、どちらが赤が目立つでしょうか?
・・・・・・白色封筒の方が目立ちます。明らかに。
つまり、白色封筒の方が履歴書(重要書類)が入っていることに担当者に気づきやすい、という利点があります。
アルバイトは履歴書を購入したものでもいいが、就活で使うときにはサイズに気を付けた方が良い
アルバイトの時は、履歴書を購入したときに付いてくる長い白色封筒でもかまいませんが、就活のときはそれではNGです。
就活の時は、恐らく履歴書だけでなく、職務経歴書など複数の書類を入れると思います。
その時に折りたたんで細長い白色封筒に入れると、かさばるし、折り目で汚くなるしと悪印象を与えかねません。
ですからむしろ色よりもサイズの方を気にしましょう。全ての書類が折らずに入るA4サイズのものにしましょう。
まとめ
まとめますと、
「封筒の色は採用不採用には関係ない」
「目立ちやすさの観点からは白色封筒に軍配」
「色よりもサイズ」
「というより外見よりもとにかく中身」
ということになります。
特に最後の「というより外見よりもとにかく中身」が一番重要です。
結局、会社が求めている人材になれるかどうかが採用か不採用かの分かれ目だと思います。