サイゼリヤのドリンクバーで元は取れるのか?
2017/10/15

ファミレスでよくある、「ドリンクバー」。もちろんサイゼリヤでもドリンクバーはありますね。
私はサイゼリヤに来ると毎回のように利用するドリンクバー。
皆さんも仕事や勉強の合間などによく利用するのでは・・・・・・と思います。
1杯で○○円、というドリンクバーなしのレストランより、ドリンクバー飲み放題なので、量を気にせず飲めるのがいいですよね。
子供の頃は、ドリンクバーなしだと、お金がかかるからという理由で「コーラは2杯まで(後はお冷やで我慢しな)」なんて制限がかかってしまうので、ちびちび飲んでいたことを覚えています。
ドリンクバーがあるとドリンクに対し、お金の事を考えなくても良いのでガブガブ飲むことが出来ましたが(笑)
さて、そのドリンクバーですが、中にはこう考えた人がいるかもしれません。
少なくとも子供の頃の私はそう思いました。
その時は親の目も実行(元が取れるくらいまでがぶ飲み)には移しませんでしたが・・・・・・。
でも、ずっと飲み続ければ元が取れるのではないか、と思った方はいるのではありませんか?
特に、サイゼリヤはドリンクバー単価が他のファミレスよりも低いです。
ますます取れそうではありませんか。
ここでは、サイゼリヤを例に挙げ、元を取るにはどれぐらいの量が必要なのか、考えてみました。
サイゼリヤのドリンクバーの値段
サイゼリヤのドリンクバーの値段は?に詳しく書きましたが、サイゼリヤのドリンクバーの値段は、
- セット(料理と一緒に頼む):190円
- 単品:280円
です。
これは、他のファミレスに比べても十分安い値段です。
※ちょっとした値段比較(ドリンクバー単品のみ)
- サイゼリヤ:280円
- ガスト・ジョナサン・デニーズ・バーミヤン・夢庵:430円
- ココス:345円
- ロイヤルホスト:432円
- ブロンコビリー:356円
- ジョリーパスタ:345円
やはりサイゼリヤは安いですね。セットでも大体200円台が多いと思います。
ではとりあえずサイゼリヤのセット(190円)と単品(280円)を基準に、どれだけ飲めば元に到達するのか見ていきましょう。
スポンサーリンクドリンクバーの原価は驚くほど安い!
当たり前ですが、元が取れるとは、「ドリンク1杯あたりの原価×飲んだ杯数」が元の値段(190円・280円)に到達することを言います。
ということはドリンク1杯あたりの原価を調べる必要があります。
私が調べた限り、サイトによって微妙にばらつきがありますが(1杯あたりどれだけの量を注ぐのかという問題もあるし)、おおむねこの範囲に収まっています。
- 炭酸飲料:5~15円
- ウーロン茶:10~17円
- コーヒー:10~15円(砂糖・ミルクを入れれば+10円くらい)
- ティーパック(紅茶系):10円程度
- 果汁100%ジュース:20~30円
そうです。めちゃめちゃ安いです。安すぎるほど安いです。
なぜこんなにも安いのか・・・・・・というのは後回しにするとして。
先に何杯飲めば元が取れるのか考えてみましょう。
1.炭酸飲料の場合
炭酸飲料は、5~15円ですから、少なくて13杯(単品なら19杯)、5円と考えれば脅威の38杯(単品ならなんと56杯)です。
・・・・・・そんなに炭酸飲んだら体壊れますね。
糖類の摂取量がヤバイことになりそう。
2.紅茶系の場合
1杯10円と言われている紅茶の場合、19杯でちょうど190円、単品なら28杯ですね。
1杯あたり、氷などを入れるのを考慮して250mLとすると、だいたい5L(単品なら7L)飲めばいけますね。
市販の2Lのペットボトル2.5本(3.5本)分です。一人暮らしなら1週間くらい持ちそう。
3,ウーロン茶の場合
ウーロン茶は10~17円と言われています。10円の時は紅茶の時と一緒なので、17円の時だけ計算します。
12杯(単品なら17杯)で元が取れます。いずれにしても現実的ではありません。
4.コーヒーの場合
コーヒーも10円~15円ですから、大体13~19杯(単品なら19~28杯)ですね。カフェイン中毒で死にそう。
ちなみに砂糖やミルクを入れて1杯あたりの値段を上げたとしても、それでも8杯(単品なら12杯)飲まないといけません。
コーヒー(+砂糖・ミルク)を約2L・・・・・・体に悪い、というレベルではありませんね。
5.果汁100%ジュースの場合
一番これが原価が高いため、他の飲料よりは少ない杯数で元に達します。
しかしそれでも、7~10杯(単品なら10~14杯)は無理だと思います。
一人で1.5Lのジュースをたった数時間で飲みきるようなものです。
あれはパーティなどで皆が飲むようにあるのであって、一人で、それも一回で飲むようなものではありません。
飲み回しが出来れば元は取れそうですが、当たり前ですがドリンクバーで飲み回しは厳禁ですからね・・・・・・。
一人でこの量は非現実的と言えるでしょう。残念ながら。
結論として、ドリンクバーで元を取るのはムリゲー、ということがわかりました。
まあ、元なんて考えず、自分の好きな範囲で飲めば良いのでは、と思います。
なぜ、ドリンクバーはこんなにも原価が安いのか
ここで、後回ししていた疑問をぶつけてみます。
たとえばコーラはコンビニで買えば500mLで150円とかでしょう。それを基準にするとセットなら3杯目、単品でも4杯目で元は取れます。3~4杯なら、それなりに長く居座って食べたり飲んだりすれば到達しそうな感じです。少なくとも非現実的ではありません。
ですが、原価は前述の通りです。
なぜ?と思う人が多いと思いますが、これにはカラクリがあります。
今度サイゼリヤでも何でも良いので、ドリンクバーを利用したときに注ぎ口にチェックしてみてください。
実は2種類の液体が流れ込んでいるのがわかると思います。
コーラの場合、一つは色の濃い液体が、一つはほぼ透明な液体が。
このうち、色の濃い液体は「濃縮液」で、もう一つのほぼ透明な液体は「炭酸水(非炭酸な飲み物なら水道水)」です。
要は、「めっちゃ濃い液体に水(炭酸水)を入れて薄めている」というのがドリンクバーの実態です。
つまり、原価はほぼ濃縮液であり、それがしかも激安。それにプラスして水道代がかかるだけなので、あのような原価になるのです。
炭酸水だって、炭酸水が「水に二酸化炭素ガスを含めたもの」であることを知っていれば簡単で、ドリンクバーの機械に二酸化炭素のタンクがあり、それを水を通せば炭酸水はいとも簡単に作れます。
つまり、店で売っているような飲料を仕入れて入れている訳ではなく、「濃縮液を水(or炭酸水)で割っている」からあんなにも原価は安くなるのですね。
また、基本的に「ドリンクバーの機械の維持費+レンタル料<人件費」
ということがわかっています。
ドリンクバーがあれば、客がセルフでドリンクで持ってくるので、ドリンクバーがないときに比べ、店員の数が少なくても店は回ります。
そしてその分浮いた人件費をドリンクバーの機械の維持費やドリンクサーバーのレンタル料(普通、ドリンクバーはサーバーをレンタルする)に回しても、そちらの方が安く済むので、お金は浮くそうです。
つまり、お店に取ってドリンクバーとは、利益率の非常に高いものになっているのだとか。
まとめ
サイゼリヤのようなドリンクバーの料金が安い所であっても、ドリンクバーの元を取ることは無謀です。
別に無理に元を取ろうとしなくても、自分が飲める分、好きに飲めばいいんじゃないかな、と思います。
好きな分だけ自分で取って飲めるのが、ドリンクバーの一番の利点ですしね。
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