東京工業大学の独特な入試形式

      2020/11/20

東京工業大学の独特な入試形式

東工大の入試制度は他の国公立大学に比べると変わっています。

実は、東工大は「センターでこけても逆転合格ができる」大学です。

なぜ、そんなことが出来るのか、東工大の入試形式についてご紹介します。

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センター試験

その最たるものがセンター試験の扱いです。

東工大の試験において、センター試験は”足切り”にしか使われません。

国語(現代文+古文+漢文)200点、数学(ⅠA+ⅡB)200点、英語(筆記+リスニング)250点、地理歴史公民100点、及び理科(2科目)200点の計950点のうち、

600点以上さえ取れればOKで、650点であろうと、700点であろうと、800点であろうと、関係ありません。

600点という数字は、全体の63%にあたり、東工大の試験対策をしていたら普通に取れるような点数です。

東工大は数学、物理、化学、英語の4教科ですが、これらで全て満点取れれば650点で、国語と社会を捨てても東工大の受験は可能です。

多くの国公立大学はセンター試験にも配点が割り振られ、センターの点数(を圧縮したもの)に二次試験の点数を加算した値で合否を決めますが、東工大はセンター試験は足切りにしか利用しない、というのが大きな違いです。

ですから、もしセンターで失敗したとしても、600点以上さえ達していれば、東工大受験においてはなんのハンデを背負うことはありません。

全ては当日の試験に賭けることになります。

ですから、センターでは点数が悪くても二次試験の結果が良くて、逆転で合格することもあるでしょう。

東工大の入試科目と配点、時間

  • 数学(300点:180分)
  • 英語(150点:90分)
  • 物理(150点:120分)
  • 化学(150点:120分)

1日目は、数学と英語、そして2日目は物理と化学、といった科目配置になっています。

特筆すべきはやはり数学でしょう。

180分(3時間)という超長時間、300点と全体の4割を占める数学は、小問による誘導がほとんどなく、そして微分積分の(主に数Ⅲ分野の)解析学に代表されるように、膨大で複雑な計算が必要となります。

最初に受ける科目であることもあり、数学が出来たかどうかによって、他の教科にも影響してくると思います。

主に数Ⅲの範囲を中心に、過去問を解きながら勉強し、計算量に耐えるための実力を付けていく必要があるといえるでしょう。

たとえば、以下のような参考書があなたの勉強の助けになるでしょう。

大体5題あるうちの2題は完答、残り3題で完答は無理でも部分点で稼ぎ、180~200点以上あるとその後が楽になります。

英語は、過去問を見ると分かりますが、90分という時間の割に読むべき英文量が多いです。

最近は2000語以上の文章がよく出題され、最初はその分量に圧倒されるかもしれません。

そして、東工大受験生の多くは英語が他科目に比べ得意ではありません(数学・理科に極振りした理系人が多い傾向にあるため)

ここで、大きな差をつけることが出来れば、合格へぐっと近づきます。

とりあえず英単語帳で語彙力を身につけ、1秒でも早く英文が読めるようにしなければなりません。

英単語ターゲット1900などがオススメです。

とにかく量が多いので過去問だけでなく、英語の本や新聞などを用いて、たくさん英語を読むように努めると良いと思います。

物理は120分で3題出る傾向があり、力学、電磁気学とプラス熱力学や波動などから1つ、といった感じです。

公式の暗記で太刀打ちできるほど東工大の物理は甘くないので、理屈からの理解が必要だと思います。

力学などは微積を用いて理解出来るともっと良いです(無理にやる必要はありませんが)

最後に、化学ですが、東工大の化学は独特です。

答えだけを解答する形式で、計算過程などは評価されません。ですので、正確な計算力が要求されます。

また正誤問題が東工大ならではのもので、正解が1つだったり2つだったりします。

消去法が使いにくく、知識を正確に覚えてないと(抜けがあると)、落としてしまいがちになります。

化学には無機化学、理論化学、有機化学の3種類ありますが、その中では理論化学と無機化学は融合的に出題されることが多いです。

また、高校では最後の方に学習する合成高分子系などもよく出題される傾向があります。

やはり過去問で、問題の形式に慣れつつ、教科書や参考書で、知識に漏れがないか、丹念に確認した方がいいでしょう。

東工大の合格最低点は年や類により異なりますが、

東京工業大学ではどの学部(類)が入りやすい?

大体450点以上あれば大丈夫とされています(易化してしまうとなんとも言えませんが)

それを踏まえると、以下のように点数配分していくのが良いと考えられます。

数学:170~190点
英語:85~105点
物理:95~110点
化学:100~120点

もちろん、英語が得意なら英語を100点などにすると良いと思います。その辺は自分の実力と相談して、というところでしょう。

まとめ

いろいろ語ってきましたが、あとは、やはり過去問が重要です。過去問を超える参考書はないと思います。

しっかり勉強に取り組んで、後悔の無いように試験を受けてくださいね。

もちろん、本で買うことも重要ですが、スタディサプリがあれば、わざわざ買わなくても過去問をダウンロードできます。

過去問DL自体は無料会員でも出来ますので、この機会に是非。

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