東京工業大学ではどの学部(類)が入りやすい?

東京工業大学には2018年現在7つの類があります。
今回はその中から相対的にどこが一番入りやすいか見ていきたいと思います。
ただし、あくまでも東工大の中で、どの類が一番入りやすいか、ということですので注意してください。
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偏差値についてはこちらの記事が詳しいです。
ベネッセ、河合塾、東進の偏差値を平均したものをここに載せておきます。
- 第1類:65
- 第2類:64.7
- 第3類:65
- 第4類:65.7
- 第5類:64.7
- 第6類:65
- 第7類(前期):64.7
- 第7類(後期):68.5
前期は64~66で大体どの類も変わらないようです。
偏差値を見るだけでは、どの類が入りやすいのかは分かりません。
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続いて、合格者に対する志望者の数、つまり倍率を見ていくことにしましょう。
この倍率が高いほど、競争が激しくなると思われますので、難易度は上昇するでしょう。
2014~2017年の推移で見ていきたいと思います
第1類
- 2014:4.0
- 2015:3.7
- 2016:3.5
- 2017:3.6
平均:3.7倍
第2類
- 2014:2.9
- 2015:3.0
- 2016:3.2
- 2017:2.8
平均:2.98倍
第3類
- 2014:3.9
- 2015:3.8
- 2016:3.6
- 2017:3.8
平均:3.78倍
第4類
- 2014:4.6
- 2015:4.6
- 2016:4.7
- 2017:5.2
平均:4.78倍
第5類
- 2014:4.0
- 2015:4.1
- 2016:4.6
- 2017:5.4
平均:4.53倍
第6類
- 2014:4.3
- 2015:5.0
- 2016:4.6
- 2017:4.5
平均:4.6倍
第7類(前期)/h3>
- 2014:2.3
- 2015:2.2
- 2016:2.3
- 2017:2.6
平均:2.35倍
第7類(後期)
- 2014:22.0
- 2015:20.1
- 2016:12.7
- 2017:13.1
平均:16.98倍
こんな感じになりました。後期は倍率は高いですが、前期合格者は後期は志望するだけで受験しないので、実質的な倍率は結構下がります。
4~6類の倍率は4.5倍以上がほとんどで、かなりの競争が予想されます。
1,3類は3.7倍程度で、東工大としては標準クラスの倍率と言えるでしょう。
2類は3倍近くで東工大の中では競争がそこまで激しくありません。
7類は2.5倍以下なので、倍率としては一番低いです。倍率の観点からみると、一番入りやすいのは第7類と言えるかもしれません。
ついでですので、これをグラフにして推移を見てみることにしましょう。
合格最低点からみた東工大
最後に、合格最低点からどの類が入りやすいかを考察していきましょう。当然、合格最低点が低ければ、合格へのハードルが低い、ということですので入りやすいと言えるでしょう。
また、自身の受験する類の合格最低点を知ることはどれぐらいの点数が少なくとも要求されているのかを知る、ということで重要だと思います。
ちなみに東工大の配点は、数学300点、物理・化学・英語が150点の合計750点満点です。
第1類
- 2012:388
- 2013:394
- 2014:433
- 2015:431
- 2016:401
- 2017:383
平均:405点(約54.0%)
合格するために最低限欲しい正答率:58%以上
第2類
- 2012:376
- 2013:384
- 2014:424
- 2015:413
- 2016:399
- 2017:382
平均:396点(約52.8%)
合格するために最低限欲しい正答率:57%以上
第3類
- 2012:382
- 2013:391
- 2014:436
- 2015:430
- 2016:398
- 2017:385
平均:404点(約53.8%)
合格するために最低限欲しい正答率:58%以上
第4類
- 2012:392
- 2013:400
- 2014:445
- 2015:436
- 2016:409
- 2017:403
平均:414点(約55.2%)
合格するために最低限欲しい正答率:60%以上
第5類
- 2012:386
- 2013:387
- 2014:428
- 2015:416
- 2016:402
- 2017:394
平均:402点(約53.6%)
合格するために最低限欲しい正答率:57%以上
第6類
- 2012:368
- 2013:377
- 2014:429
- 2015:426
- 2016:404
- 2017:392
平均:399点(約53.2%)
合格するために最低限欲しい正答率:57%以上
第7類/h3>
- 2012:362
- 2013:369
- 2014:408
- 2015:400
- 2016:383
- 2017:371
平均:382点(約51.0%)
合格するために最低限欲しい正答率:55%以上
以上の結果が得られました。大体どの類も6割(450点)以上あれば、(2014年以上に易化していなければ)合格する可能性が高まります。
その中で平均だけみるとこのようになります。
第1類:405点
第2類:396点
第3類:404点
第4類:414点
第5類:402点
第6類:399点
第7類:382点
こうしてみると第4類が一番高く、第7類が一番低いことがおわかり頂けるでしょう。
4類と7類では大体30点近く離れています。数学の1題の配点(60点)の半分、物理・化学・英語の問題の数問に相当する差で、結構大きいことがわかります。
4類は倍率も高いこともあり、入りにくい類と言えるでしょう。
どうしても東工大に入りたい!という方は倍率や最低点が低い第7類をオススメします。
追記:推移をグラフにしてみました。
まとめ
ということで、一番入りやすい類は、第7類ということがわかりました。
とはいえ、個人的には入りやすいや入りにくいで類(学部)を決めるより、自分のやりたいことに合致した類(学部)を選ぶ方が充実した大学生活を送れると思います。
でも、そうは言ってられない、とにかく東工大に入りたいんだ!という方には、第7類をオススメしておきます。
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