台風が来るとワクワクしてしまうのはなぜ?
2018/05/03

台風は脅威なものですよね。
スポンサーリンク暴風暴雨で、外には出られないでしょうし、電車も遅れが発生し、規模によっては甚大な被害を受ける方々もいます。
出来れば、台風なんて来ないで欲しいと考えるのが普通です。
ですが、実際、台風を目の当たりにすると、なぜかワクワクしていまいます。
天気予報で、台風の進路が自分の住んでいる地域に近づくとわかると、なぜか興奮してしまいます。
そして、明日台風が過ぎ去ってしまったり、台風がそれて来なかったりすると、ほっとする一方でなぜか残念だなあ、と思ってしまいます。
私が高校時代の頃、台風が翌日に来るという日の夜、そして朝になるとクラスLINEなどのグループチャットがにわかに盛り上がります。
まるでお祭り騒ぎのように、ですね。
高校などの場合、台風が来て警報が発動すれば休みになる、というのも含め、皆ワクワクします。
そして、午前中に警報が解除されて、午後授業があったりすると、途端にモチベーションが下がります。学校中でもどんよりとした空気が流れます(笑)
このように私だけでなく、クラスの他の人もそのような心理になるのだなぁ、と私は思いました。
そういう方は意外にもいらっしゃるのではないでしょうか?
(台風の被害を受けている人にとっては不謹慎かもしれませんが・・・・・・)
実は、人間だけでなく、動物でさえも、台風が来ると本能が反応するのか、興奮したような反応を返すそうです。
台風の接近→アドレナリンの分泌→ワクワクの原因
台風が来るとワクワクする心理というのは異常ではないそうです。
台風の前は気圧が高く、台風が通過しているときは、気圧が低く、台風が過ぎれば気圧が高くなるそうです。
人間や動物は危険を察知する能力が”本能的”に存在します。
動物は、生存しなければならないので、危険察知能力が本能で備わっているのは必然のことで、それは人間だって備わっているはずです。
台風のこのプロセスは、この本能を反応させる条件がぴたりと合うそうです。
その時、脳が”アドレナリン”というホルモンを分泌するそうです。
この”アドレナリン”は、心拍数や血圧があがる効果があります。
つまりこのアドレナリンが、人間や動物を”興奮”に導くのです。
ですから、台風が近づくと本能的に脳が防衛反応として働き、結果ワクワクしてしまうのです。
脳の防衛本能が招く、”恐怖”に対するワクワク
これは、台風だけに限りません。たとえばジェットコースター。
ジェットコースターで、ゆっくり上っている間。
あの”焦らされている”ような感覚。もうすぐ急降下する前のあのワクワク感。
またはお化け屋敷。
“怖い”のはわかっているはずなのに、気がついたらまた来てしまう。興奮してしまっている。
人間は本能的に恐怖と興奮は繋がっていることを知っています。
だからこそ、ジェットコースターやお化け屋敷、ホラー映画などで長蛇の列が連なるのです。
また、恋愛心理的には”吊り橋効果”というのが有名です。
吊り橋に立つ恐怖のドキドキを、隣にいる人への恋心のドキドキと勘違いする、というのが吊り橋効果ですが、恋愛のドキドキもまた、アドレナリンが分泌する興奮状態の一種なのです。
スポンサーリンクスペクタクルによるワクワク
台風がワクワクする理由として、五感に強い刺激を受けるんでドキドキワクワクする、というのもあります。
要は、巨大な滝や山頂から見下ろす景色、竜巻・・・・・・これらと同じような心理状態になっていることが推測されます。
まあ、後は実利的に臨時のお休みを期待しているのもあるでしょう。特に学校の生徒では、台風が来ると警報が来て、今日の学校はなし、となって万々歳、というケースが非常に多く見られます。
もっとも、私の経験則では、そういうときに限って台風は来ないか、勢力が弱まっているのですが(笑)
台風でワクワクする心理
人間(人間だけでなく動物も)は、台風が来ると、脳が危険を察知し、本能的にアドレナリンを分泌し、興奮状態にさせます。
ですから、台風で不謹慎ながらワクワクしてしまうのは、一種の本能ですから安心してください。
もちろん、だからといって対策を怠っていいわけではありませんけどね。
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