大学の4年間をぼっちで過ごすことは可能か?

   

大学の4年間をぼっちで過ごすことは可能か?

人と話すのが苦手、自分はコミュ障だ、ということで友達ができず、ぼっちの道を歩んでしまう大学生がいます。

私も人と話すというか、つるむのは苦手なので、友達はほとんどいません。

ちょっとしたサークルの知り合いと、入学時のガイダンスで話したのが友達にいる程度です。

それでも今のところはなんとか生きていけます。

しかし、中には「真のぼっち」なるものも大学にはきっといます。

大学生の誰とも関わらずに生きていく大学生。

ただ、世の中何かと「コミュ力」が問われる時代、生き残れるのかはわかりませんが、とにかく「ぼっち」を貫く人もいないことはありません。

そんな「ぼっち」は大学生活の4年間を生きていけるのでしょうか・・・・・・?

今回はこれについて考えてみたいと思います。

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大学で「ぼっち」のデメリット

「ぼっち」のデメリットはいくつかあります。

1.情報が手に入りにくい

まず最大のデメリットとして「情報が手に入りにくい」ということです。

仲間が居れば、そこ経由でいろいろな情報が手に入りやすくなります。
たとえば、
「過去問」。大学受験で過去問が重要なように、この講師が重要だと思っていることが詰まっている過去問は重要とされています。

ちなみにこれがなくても、ちゃんと勉強すれば単位は取れますが、過去問を何らかの形で入手して、過去問に出た問題とその周辺を重点的に勉強した方が効率的です。この行為はぼっちには出来ません。

また、講義や教授の特徴や評判も仲間が居れば手に入りやすいです。
この講義は毎回試験があってうざい、この講義は出席点を取らない、などですね。

やはりだれでも講義前に予習、講義後に復習不可欠なほど難しく、単位の取得条件も厳しいような講義よりは簡単に単位が取れる講義を選ぶほうが正しいです。

これもぼっちには簡単に流れてくる情報ではありません。

2.休んだ時にどうにもならない

仲間がいれば、欠席したとき、その人にノートを見せてもらうなり、講師が黒板に書いたことを写メしたものを見ることができますが、ぼっちにはそれができません。

ですからおちおち休めません。

もちろん、教科書や参考書を駆使してテスト範囲だけ講師・教授に聞いて独学で勉強する、というのも手ですが、効率的かと言われると疑問符がつきます。

3.勉強がつまらなくなったら最期、大学に行かなくなり、そして・・・・・・

単位を取るには独学で勉強して、試験やレポートを提出しなければなりません。

面白い講義ならいいのですが、つまらない講義もたくさんあります(そういうときに限って必修だったりする)。

休みがちになると危険で、誰もいないが故にずるずると行ってしまいます。

最終的には、大学にすら行かなくなり、フリーター・ニートルートへ・・・・・・。

4.就活・社会で苦労する

4年間大学でぼっちの人が社会に出てぼっちから抜け出せる可能性はないとは言いませんが、低いです。
今、コミュ力のある人材を欲しがっている企業も多く、コミュ障の方、「ぼっち」の方は、就活で苦労します。
ただ勉強ができるだけでは難しいのが今の就活事情なのです。

また、社会に出てもほとんどは、人と関わる仕事が多いです。ぼっちにとってはきついです。

5.グループワークがある

実験など、単位を修得しないと卒業できない科目で、グループで活動するものがあります。

選択科目なら取らなければいい話ですが、必修だとそうは行かないです。

なんとかしてやり過ごす必要があります。これも「ぼっち」にはつらいでしょう。

6.後悔しても遅い

やはり大学は「最後の青春」です。これを過ぎると青春はやってきません。後になってから、「もっと友達作っとけば良かった」なんて嘆いても遅いですよ。

他にもあります(ぼっち飯、ぼっちだとさみしいなど)が、とりあえず主なデメリットとしてこれらが上げられます。

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大学のぼっちで生活していくことは可能か

結論を言えば、「勉強を頑張り、一人でなんとか情報をかき集めれば可能」です。

今はネットがありますので、過去問に頼らなくとも、独学で勉強することは可能ですし、単位を取ることも可能です。

ただし一人で情報をかき集める必要があります。

試験範囲はどこか、レポートはいつまでにどこに出せばよい、○○に参加するにはどうすればいい、などを自分で集める必要があります。

一応、学生の本業は「勉強」であり「友達作り」ではないので、がむしゃらに勉強すれば、卒業は可能です。

ただし、非効率的ではあります。

世の中を生きて行くには、少々難しくなるかもしれません。

また、4年間がむしゃらにやったとしても、得られるものは意外に少なく、むしろ友達作って情報共有して世渡り上手で卒業する方が有意義な可能性が高いです。

もちろんたくさん友達作ればいいとはいいませんが、気軽に話せる”知り合い”くらいを作っておくだけで、ぐっと大学生活が楽に、楽しくなると思いますよ。

普段は一人でもいいかもしれませんが、いざと言うときに友達の一人や二人(たくさんいると人間関係のしがらみに縛られるのでやめておいた方が賢明)いるといいと思います。

また、ちょっとの勇気(ぼっちにとってはそれでもきついのですが)さえあれば、ぼっちから抜け出すことはできます。多分。

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